社会人になると様々な書類を書く機会が
ありますよね

個人的な契約書や、仕事上で必要な契約
注文・同意書などの取引関連の書類・・

こうした書類を書くようになってくると
必要となるのが訂正印です

訂正印 押し方 使い方 ルール 契約書 書類

訂正印は

書類を書き損じてしまった時

文章に追加が発生した時

削除する部分が発生した時

という、3つの修正方法として使用する
もので

書類に記入した文字や内容等に間違いが
あった際に、書類を一から作り直さずに

間違った部分を、間違えた本人が修正を
加えました、という証明になるんですが

正しい使い方をしないとその効力を発揮
しない
ので要注意です!

重要書類あるあるとまでは言いませんが

記入量の凄く多い書類って、かなり注意
して記入しているつもりでも、うっかり
書き損じてしまって

どこをどう訂正をする?と焦ってしまう
経験をされた方も多いのでは?

そして、書き損じた箇所を訂正印で修正
する事は知っていても

押し方やルールを知っていないとすぐに
修正ができませんよね~

実際に私も、保険契約で書き損じをして
しまって、修正ってどうやってするの?
とずいぶん困った経験があります 笑

社会人となったら、訂正印の使い方って
知っておくべきだなぁと実感しました♪

こういった失敗をしない為にも、今回は
訂正印の正しい使い方をご紹介しようと
思います

それから訂正印についてよくあるのが

訂正印と認印の違いってあるの?

訂正印と認印は併用可能?

といった疑問なんですが

今回は、その疑問にも焦点を当てて解説
していこうとおもってます

関連するかも知れない記事:
■ 「飲み会の断り方の理由!前日ドタキャンから会社の上司にメールまで」
■ 「社員旅行の服装のマナー 春夏秋冬 男性編」
■ 「社員旅行の服装のマナー 春夏秋冬 女性編」
■ 「社会人の運動不足解消におすすめ サラリーマンや主婦向けの簡単方法!」
■ 「社会人の海外留学 目的やメリットとデメリット 奨学金やその後の就職」
良かったら参考になさって下さいね


      スポンサードリンク

訂正印の押し方 契約書・書類

まずは意外と知らない?訂正印の正しい
押し方をチェックしていきましょう

まず最初に訂正印を押す時ってどんな時
なのか?についてのおさらいです

書類の誤字や脱字の修正

記載された内容の訂正
  (訂正・追加・削除)

印鑑の誤りの修正

基本的には、この3パターンで訂正印を
使用する事が多いです

訂正印の押し方についてですが、契約書
や書類に記入をして、訂正の必要がある
場合に下記の様な押し方をします

1.間違った箇所に二重線をひく

2.訂正箇所のそばに印鑑を押す

基本的に訂正箇所の二重線の上に訂正印
を重ねて押すのが一般的です

書類に余白が少なく訂正印が他の文字と
重なってしまうなど、文面が読みにくく
なってしまう場合には、二重線の横や下
などに押すことも出来ます

例として、新宿区の「いちがや」を使い
訂正してみますね

上の画像のように、正式な住所の表記は
「市谷」なのですが、駅名で使用されて
いる「市ヶ谷」と記入してしまい、訂正
したい場合には

訂正箇所に二重線・訂正印を押し、その
上か下に正確な文字を記入します

そして、訂正した正確な文字の直ぐ傍に
「削除〇字 加入〇字」
と記入するととても丁寧ですし、訂正の
証明にもなります

訂正の仕方のポイントは、単語ごと訂正
する事
ですね

市ヶ谷→市谷に訂正するではなく、町名
の「市谷田町」が一単語なので、二重線
と訂正を同じ部分で行うようにする事が
望ましいです

そして先程も触れましたが、重要なのは
文字や文書を間違えた本人が訂正した事
の証明として、本人の名前の入った印を
使用しなくてはいけません

ビジネス等の契約などで、訂正印を使用
する際は、訂正印を双方が認めるという
意味で契約者双方が押印します

次に、文章内に漏れや抜けがあって文字
を追加する場合です

文字を追加したい箇所に「V」のしるし
をつけて追加する位置を明確にします

Vの上に、追加したい文字を記入したら
訂正印を押し、「加入〇字」と加入して
修正したぶんの文字数を記載します

次に、余分な単語や述語となった文字を
削除したい場合ですね

削除する文章に二重線を引き、印を押し
たら、その直ぐ傍に「削除〇字」と記載
しておきます

訂正印の使い方のルール 契約書・書類

前の章では、基本的な訂正印の押し方に
ついてご紹介しました

・間違えた本人が訂制をした証明
 になるために、訂正した本人の
 名前の証明印を使用

・訂正したい箇所に二重線を引き
 そばに訂正印を押す

といった点でしたよね

この章では訂正印の使いかたのルールに
ついてチェックしていきましょう

まとまった文章への訂正印の使い方

契約書の締結間際に、補足事項に修正が
入った場合などは、文章ごと訂正を行う
方法もあります

訂正箇所に二重線を引き、訂正印を押す
のですが、訂正部分が長くなってしまう
と読みづらくなります

この時には、訂正印の傍に

・「○文字抹消 ○文字挿入」

または

・「削除〇字 加入〇字」

と記載をいれ、訂正箇所を明確にします

ただこの方法は余りおすすめできません

あまりにも多く訂正箇所があると、訂正
した部分が不明確になり、第三者による
改竄の危険性も高まります

契約書など重要な書類では複数の個所を
訂正しなければならない場合は、一から
書類を作り直すのがマナーですし

信頼が大前提でもあるので、訂正が無い
ほうが当たり前な書類、と捉えなければ
なりません

一箇所の訂正があっただけでも作り直し
をするものと思いましょう

縦書きの書類への訂正印の使い方

書類が縦書きの場合には、修正する箇所
に縦の二重線を引き、その右側に訂正印
で押印し、正しい記述を行います

金額(数字)の訂正と訂正印の使い方

仕訳伝票の記入などで金額の訂正をする
場合も文章の訂正と同じように二重線を
引いて、訂正印を押すのですが

正しい記述をする際には画像の様に訂正
をします

・間違えた数字だけでなく一塊で訂正
・数字の左端に「¥」・右端に「-」
 を必ず記入する

印鑑の押し間違えを訂正する

印鑑を押す書類を記入して、いざ捺印と
いう時に、使うはずの印鑑とは別の印鑑
を押してしまった場合なども訂正する事
が出来ます

ただ、ここまでの流れとは違った訂正の
仕方になるので要注意です

印鑑自体の訂正には二重線は引きません

画像のように、元に押した印影に重なる
ように訂正印を押します

そしてそのそばに、本来押すべきだった
正しい印鑑を捺印します

訂正印の使い方は、法律上の決まりでは
ないのですが、商習慣などでこのように
ルール化していることが多いです

訂正印の押し方 認印でも代用はOK?

この章では訂正印と認印についてお話し
していきますね

というのも、多くの方が疑問に思うのが
訂正印と認印の違いってあるの?という
点なんですよね~ 笑

結論から言ってしまうと訂正印を認印で
代用するのはOKです

というのも、訂正印は印鑑その物の種類
ではなく

文章を、印鑑を使って訂正する「ここを
この様に訂正します」と押した印の事を
訂正印
と言います

実際に、銀行関連の契約で記入する書類
に使う訂正印は、その契約書に捺印する
銀行印で訂正しなければいけないケース
が殆どです

わざわざ銀行印とは別の印鑑で訂正印を
押すと、訂正印を銀行印に訂正する様に
いわれる事があります

という事で、訂正に使用した印が訂正印
となるとおぼえて下さい

恐らく?、訂正印と認印の違いを疑問に
思う人に多いのがサイズの違いですね

これは、認印の平均的なサイズが、直径
約9mm ~ 13mm の間で販売されている
のに対して訂正印として販売されている
印鑑は少し小さめの約6mmなんです

これは、訂正印はこのサイズと決まって
いるのでは無く、このサイズの方が便利
だからというだけの事なんですよね♪

書類の文章を思い浮かべると、小さめの
文字が隙間なく詰まっていますよね?

となると当然認印を押して訂正の文字を
入れると、スペースが無いから、訂正を
しづらい・・イコール訂正後も見づらい
書類に・・・

それなら、もっと小さい印鑑なら便利で
効率的!という事で、販売されるように
なったのがよく見かける6mmサイズの
訂正印です
(単にある時期から多く販売されてる)

だから6mmサイズが = 全ての訂正印と
言う訳ではないんですね~ 笑

実際には銀行印を訂正印とするケースも
書類に捺印した認印と、同じ印で訂正を
して下さい、といわれることもあるわけ
ですから

訂正印の押し方と使い方さえまちがえて
なければそこに使用した印鑑が訂正印!
となる訳ですね♪

余談ですが・・・

訂正印の押し方や使い方も含めて印鑑を
きれいに捺印する事もやっぱり大切です

動画では、印鑑の奇麗に捺印する方法を
解説しています

ハンコの正しい押し方 ハンの辻村,手彫
り印章静岡県沼津市

訂正印はシャチハタでもOK?

訂正印は、市販のシャチハタでもOKか?
という疑問についてもお話しておきます

市販でよく見かけるシャチハタタイプの
訂正印なんですが

最近は、認印と訂正印のツインタイプも
販売されていています

※需要の高さを伺い知れますよね~ 笑

これだけ様々なデザインのツインタイプ
のシャチハタが販売されているんだから

訂正印ってシャチハタでOKなんでしょ!
と思いますよね?

この答えは、「書類によってはOK」です

というのは、契約や金額が関連する書類
などビジネスの場での書類はシャチハタ
NGが当たり前なんです 汗

とても便利なシャチハタが、公的書類に
基本的にNGな理由は2つあります

・同じ印影のものが数多く販売
 されている事

・朱肉ではなく、顔料インクが
 使用されている事

公的文章の場合第三者による印の偽造が
とても怖いですよね

その点で考えると同じ文字なのであれば
同じ型で大量生産されてるシャチハタは
不向きになります

そして公的文章は何十年も保管する物が
多いと思われますが

朱肉であれば経年劣化しにくく数十年の
後にも印影を確認ができますが

これに比べて顔料インクは紫外線などの
影響により、インクが薄くなる可能性が
あるんです

数年の保管には全く問題は無いのですが
やはり、安全性や長期保管の点で朱肉を
使用する印鑑を使用するのが常識です

また、社内文書など、署名欄への捺印の
場合はシャチハタでもOKと言うケースが
多いですよね

結局書類が身内用なのか取引先様なのか
によってで、シャチハタ使用のOKとNGを
線引きをしている事が殆どですので

社会人になりましたら、この辺りの事は
頭の片隅にでもインプットしておくのが
良いと思います

ということで今回は、訂正印の押し方や
使い方のルールについて

契約書・書類作成の観点からあれこれと
ご紹介してきましたが

細かい決まりは色々と有ったりしますが
おぼえておくことで、正しい書類作成が
可能になります

訂正の仕方を間違えて何かのトラブルに
発展させない為にも、是非、この機会に
覚えて役立てて下さいね☆


      スポンサードリンク